飲食店の海外進出、日本食材の輸出、日本食の海外プロモーション

News Releaseニュースリリース

株式会社epoc ホーム > 世界中の飲食店が日本食材を手軽に注文できるアプリ 「epoc mart」(エポックマート)β版を運用開始

世界中の飲食店が日本食材を手軽に注文できるアプリ 「epoc mart」(エポックマート)β版を運用開始

食の海外進出プラットフォームを展開する株式会社epoc(本社:東京都港区、代表取締役 佐藤信之、以下 epoc)は、世界中の飲食店が日本食材を手軽に注文できる受発注アプリ「epoc mart」(エポックマート)β版の運用を、2019年6月より自社店舗内と一部取引先で開始いたします。

 

epoc mart」概要

世界中の飲食店が日本食材を手軽に注文できるアプリです。取引先国に応じて多言語対応しており、鮮魚をはじめとした水産品の輸出販売向けで運用を開始します。

 

2019年10月の本リリースに先立ち、6月より運用開始する「epoc mart 」β版では、鮮魚を購入したい飲食店(ユーザー)は商品情報や発注履歴の閲覧、鮮魚の発注までをアプリ上で完了させることができ、市場の買い付け担当者(バイヤー)は注文管理をアプリ上で行うことが可能となります。また、チャット機能を搭載しており、ユーザーとバイヤーの間で商品に関する問い合わせを気軽に行うことができます。

β版の運用は、 epocがタイで運営する直営店舗とタイおよびシンガポールで鮮魚を納品する一部の取引先で実施いたします。

 

<「epoc mart」開発背景>

epocの子会社である株式会社epocトレーディングは、2019年2月に横浜市中央卸売市場において水産仲卸免許を取得しました。それに伴い、仲卸業者として、鮮魚の買い付けから輸出、タイにおける自社店舗および取引先店舗での販売を一気通貫して実施することが可能になりました。

「epoc  mart」は、海外の飲食店(ユーザー)に、日本食材の魅力を知ってもらうための販売促進や、食材の受発注を簡単に行うことができるマーケティング支援ツールとしてだけでなく、市場の買い付け担当者(バイヤー)とユーザー双方の業務を効率化し、日本食材の輸出から現地店舗での販売における煩雑な業務を円滑化する業務支援ツールとしても活用することで、日本食材の海外への流通量を増やしていけると考え、今回開発に至りました。

 

<「epoc mart」の主な機能>

 

・飲食店向け機能

飲食店は「epoc mart」アプリをインストールした上で、LINEの友達登録を行うことで、LINE上で発注担当者とやりとりが可能になります。アプリ上で商品の検索から注文までを実施でき、注文した鮮魚の配送状況や、オーダー履歴を閲覧することができます。

 

・買い付け担当者(バイヤー)向け機能

鮮魚別、配送先飲食店別に買い付け品の確認を実施することができます。飲食店からの注文内容を確認し、その日の鮮魚の状況により、変更連絡などを行いながら、コミュニケーションを取ることも可能です。また、輸出手配後、現地の配送業者へのコメントを記載することで、配送時のトラブルを防ぎます。

 

<「epoc mart」今後の展望>

10月の本リリース時には、ユーザー向けに鮮魚の様子を動画で伝える機能やレシピの提案機能が搭載されるほか、バイヤー向け機能として、輸出入書類や請求書、配送伝票の自動作成を行うことができるようになります。また、管理者向け機能として、受発注データの集計および分析、輸出書類の自動生成機能を搭載します。      

                  

なお、タイにおいては自社でアプリを運用しますが、これから展開する他国については販売パートナーと提携し、アプリのライセンス提供を通じて、今後は鮮魚に限らず日本酒などの日本食材の輸出拡大にも活用する予定です。

 

「epoc mart」は、ブロックチェーン技術を活用した情報管理により設計されており、将来的には、デジタル通貨による国際決済機能やトークン発行のほか、日本食材の流通経路を生産段階から消費段階まで追跡する「生産者トレーサビリティ機能」の実装を計画しています。また、AI技術の活用により、過去の購買・仕入れデータ、市場データやユーザーとのコミュニケーションデータ等を蓄積し、ユーザーに対しておすすめ商品や注文品を使ったレシピの自動提案、最適な販売価格の自動設定、バイヤーへの最適な買付価格の自動提案などを実施する予定です。

 

以上